低身長症③ 治療について

低身長症③ 治療について

最適な治療期間

【思春期】

低身長の治療は、早ければ早い方が良いと言われています☆彡 特に、一つの目安として小学生のうちに(6歳前後が最も良い時期とされている)治療を開始することが適切な時期とされています。理由は、❝思春期❞ が成長ホルモンの分泌と深く関わっているからです。思春期に入るタイミングは、男の子が12歳前後、女の子が11歳前後が平均とされており、その時期までに病院を受診すると良いそうです。

男の子の身長が止まるサイン:声変わり・陰毛が生える・ひげが生える

女の子の身長が止まるサイン:初潮

【骨端線】

最終身長を決定する要素の一つとして、骨端線の状態がどうなっているのかが関係しています。手のレントゲンを撮ることで確認できます。この骨端線は骨の両端にある隙間で、身長の伸びる余地を示しています。骨端線があるうちは身長は伸びるのですが、年齢が進むにつれて骨端線が閉じていくと、身長は伸びなくなります。 この骨端線が閉じる時期は、男の子は16歳前後、女の子は15歳前後と言われているので、早期の受診が大切になるのです。

治療

【成長ホルモン治療】

低身長における治療は、成長ホルモン治療しかありません。 そして、低身長は病気である場合と遺伝や体質である場合とがあるとお伝えしました。 病気である場合の低身長に対する治療は、もちろん成長ホルモン治療ですが、病気ではない遺伝や体質の場合も、実費での成長ホルモン治療が可能です。(病気の場合は保険適用になる場合があります。)

本来であれば、成長ホルモンが体内で盛んに分泌されて身長が伸びますが、病気や遺伝・体質により体内で分泌される成長ホルモンの量が少なく、思うように身長が伸びない場合に、本来の成長する力を引き出すサポートをする役割として、成長ホルモン治療を行うのです。

成長ホルモンの補充は身長を伸ばすだけではなく、以下のような作用もあります。

  • 食欲が増進する
  • 脂肪を燃焼し、肥満を予防する
  • 筋肉を作るタンパク質を合成する
  • 体力や持続力が高まる

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成長ホルモン治療は、ペン型の注射器を使用して、痛みを感じにくいおしりや太もも、おなか、腕の後ろ側といった部分に、自己注射を行います。 使用する注射針はとても細く短い針のため、強い痛みを感じないよう工夫されたものになっているそうです。

成長ホルモンの分泌は夜寝ている間が多くなり、人間の体は眠りの深さに合わせて分泌量を調整する作用があります。そのため、成長ホルモンを補充する場合も、体内の自然なリズムに合わせられるよう寝る前に注射をします。(小さな子は、夜寝入った後に注射をすることも。)

成長ホルモンの治療を行ったからといって、すぐに身長が伸びるわけではなく、治療を開始してから最初の1〜2年目をピークに、著しく身長が伸びていくことが分かっています。その後、2年目以降からは身長の伸び方は緩やかになりますが、思春期が終わるまでは治療を継続することで、成長を期待できるようです。治療を続けながら、鉄分を積極的に摂取した栄養バランスの良い食事や適度な運動習慣、十分な睡眠といった生活習慣を整え、本来の成長する力も合わせて、治療していくことが望ましいとされています。

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